Report レポート

  • 20233/9Thu
    第2回

    茂木健一郎

    (脳科学者)

     二回目となる木曜塾のゲストは脳科学者・茂木健一郎氏です。湯川の紹介により歓迎の拍手が会場を包む中、少し照れたお顔の茂木氏が登壇されました。数多くの著書やコメンテーターなどでお馴染みの茂木先生ですが、実は湯川との繋がりも色濃く「音楽の事、海外アーティストの事、私では知り得ない事をたくさん教えて頂きました」と話し、咄嗟に湯川への呼び方も先生から師匠に変えられていました。(笑)
     湯川からフリートークを任せられた茂木先生は、「科学的な立場から『幸せ』を考えるとなかなか奥深い」とジャケットを脱ぎ、さあ、話し始めようかという時に、会場後方にあるカメラを見つけます。記録用の撮影でこの映像が世に出ることは無い、という事を確認すると眉を開いて、ここから茂木劇場が始まりました。
     自分の大切な友人だと語るホリエモンこと堀江貴文氏が、六本木の豪華な家からもっとセキュリティの高い中野刑務所に引越しをした時を振り返って、会場は笑いで包まれました。茂木氏が面会で訪ねた時、堀江氏はおやつにバナナが出てきて嬉しかったと言ったそうで、「贅沢な暮らしをしていた彼がバナナで喜ぶんですよ」と聴衆に投げかけます。「幸せになるというのはある意味では現状を受け入れることですが、向上心を失うということじゃない。私たちは幸せを結末だと、目標達成のことだと刷り込まれているけど、これは脳科学的には間違いで、幸せとは出発点のこと。幸せだと感じれれば感じるほどチャレンジできる」
     「自分の個性とか、持って生まれた資質とか、築いた人間関係とか、今日の時点まで積み上げてきたものは変わらない。それらを好きだ嫌いだと言うのではなく、受け入れることが脳科学の答えです」と。
     茂木氏の「自分を好きか嫌いか考えたことが無い。だってしょうがないから。これからの未来の事は選べるけれど、過去のことや持って生まれたものは選べない。選べないものは受け入れるしかない」という言葉は、脳科学者としての確固たる姿勢に裏付けられていました。さらにジェンダーについて、賢さについて、AI(人工知能)について、脳科学者の知見を披露して下さいました。
     そんな楽しい茂木劇場はたびたび脱線。カメラに向かって「ここは本当にカット!」とか「有料会員にしか言えない」と言いつつも、お話は終始実名で、何一つ隠してお話されることがありませんでした。
     最後に「ダイヤモンドって地球でできたと思っていませんか?太陽系ができる前のサイクルの超新星爆発でできたという有力な説があります。皆さんの持っているエイトスターも超新星爆発でできたものかもしれませんよ」茂木先生が発言されると、会場に歓声が起こりました。最後まで楽しませて頂き、「今日はありがとうございます」と頭を下げられた茂木先生に万雷の拍手が送られました。

  • 20232/9Thu
    第1回

    小泉純一郎

    (第87~89代内閣総理大臣)

     今年の2月から始まった湯川れい子による木曜塾。おかげさまで、発表と同時に予約が殺到し、当社の二階にある「天夢」は満員御礼となり、心苦しくもキャンセル待ちとなってしまった多数のお客様は三階にてスクリーンでご観覧頂くという、普段の木曜会とは異なる状況と雰囲気に包まれる中、まずは湯川がステージに上がりました。当日までお名前を明かすことが出来なかった第一回目のゲストは何と、第87~89代内閣総理大臣の小泉純一郎氏でした。湯川がご紹介する形で小泉氏がご登壇された瞬間、大きなどよめきと歓声が会場に響き渡りました。
     ご自身の生い立ち、政治、音楽、原発などについて、幅広い内容のお話をして下さいました。小泉氏のお祖父様は第二次若槻内閣で逓信大臣をお務めになり、若い頃に全身に入れ墨を彫っていたことから“いれずみ大臣”と呼ばれていたことや、お父様も政治家であったことなど、まさに政治家の家庭でお育ちになったとのことでした。原発については2011年の東日本大震災のことに触れられ、「40基稼動していた原発があの事故の後、二年間は原発ゼロだったにも関わらず、一回も北海道から九州まで停電など起きなかった。原発が無くてもやっていけるのに、また稼働しようとしている」と、少々険しい表情で熱く語って下さいました。約47万人の避難者を出した福島の原発事故。何故、今もなお政府は原発を再稼動させようとしているのか?滅多に聴くことが出来ない貴重なお話をして下さいました。
     一方、音楽をこよなく愛することでも知られる小泉氏。最初はお好きなクラッシックのヴァイオリンの曲のお話から始まり、エルヴィス・プレスリー、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ、そしてカラオケでお歌いになる曲や演歌のお話。意外にも「宗右衛門町ブルース」をよくご帰宅時にお歌いになるのだそうで、ステージ上でも実際に笑顔でとても楽しそうに歌って下さり、お客様も大喜びでした。
     最後に、「音楽は色々な意味で私達を癒してくれます。全ての武器を楽器に変えて欲しいと心から願っています。そうすれば絶対に戦争など起きないはずですから」と、湯川が締め括り、お客様より盛大な拍手を頂きながら第一回目の木曜塾は無事に終わりました。
     今後も、湯川だからこそお呼び出来るゲストの方々をお招きして、エイトスター・ダイヤモンド内の「天夢」でなければ聴くことの出来ない対談やミニ・コンサートを行っていく木曜塾。皆様のご予約とご来場を心よりお待ちしております。